書評・感想

「NO HARD WORK!」仕事との向き合い方を考えるきっかけになる本 書評・感想018

ビジネス本の16冊目は、ジェイソン・フリード&ディヴィット・ハイネマイヤー・ハンソン著の「NO HARD WORK!」です。

本の表紙にいくつかキーワードが書いているのですが、それに惹かれ購入した本

そのキーワードをいくつかあげると
・1日曜日8時間労働
・たっぷりの自分の時間
・会議はまれ
などなど…

自分の会社では考えられないフレーズが並んでいるので、気になった1冊

本の内容

概要

ソフトウェア開発会社の「ベースキャンプ」のCEOであるジェイソン・フリードさんが書いた本

ベースキャンプでの実際の働き方を事例に出しながら、無駄ゼロで結果を出す働き方を綴っています。

ベースキャンプが目指しているのは、カーム・カンパニー(穏やかな会社)ということで、社員に無用なプレッシャーをかけない姿を目指しています。

日本の会社とは大きく異なる内容が多くあり、自分の会社にすぐに応用できる内容ばかりではありませんが、参考になることはたくさんあります。

不戦勝主義者

ビジネスをするうえで、多くの会社は、打者と戦うことを意識します。

他社と比較し、業界内のシェアを気にし、とにかく勝とうとする。

ベースキャンプは、他社と比較を行うのではなく、自分たちのビジネスが健全に発展するかどうかを気にしている。

他社との比較はどうでもよく、自分たちのビジネスに集中する。

そのことで、無駄な比較競争から離れ、カーム・カンパニーに近づける。

世界を変えない

ビジネスの世界では、「世界を変える」ことが賞賛される傾向にあります。

業界初!!

というフレーズを使いたいがために、新しい商品やサービスを作ろうとします。

ベースキャンプは、そのような「革命」は目指しません。

やることは、ただ「いい仕事」をすること。
顧客、従業員などと真摯に関わることを目指しています。

「何もしない」という選択

仕事をしていると、何か始めたらそれをやり切らないといけない、という謎の空気を感じるときがあります。

変化を求めることが、ビジネスでは良いことと言われがちですが、変化によって必ずしも良くなるとは限らない。

変化しない方が顧客にとってプラスなら、「何もしない」ことも立派な選択肢となる。

感想

本を手に取ったときは、「効率的な仕事中やり方」を学ぶ本かと思いましたが、実際は「仕事との向き合い方」を学べる本でした。

この本を読んで感じるのは、
・仕事には真摯に向き合うべし
・足るを知り、欲張りすぎてはダメ
ということです。

この二つの意識をもって仕事に取り組めば、無駄な作業はしないよう行動できるのではないか、と感じます。

仕事に真摯に向き合うことは、顧客に真摯に向き合うことです。

顧客にとってプラスになることをしようと思えば、無駄な資料作成や、無駄な会議はさげるでしょう。

足るを知り、欲張らなければ、過度なプレッシャーを感じずに澄むかもしれません。

現実はそう簡単ではありませんが…
仕事人間対する向き合い方を考えさせてくれる良書です。