書評・感想

「成功哲学」ナポレオン・ヒル本、もちろんおすすめの1冊 書評・感想013

ビジネス本の12冊目は、ナポレオン・ヒル著の「新・完訳 成功哲学」です。

現在、多読中のナポレオン・ヒル関連の書籍では3冊目になります。どの書籍を読んでみても気づかされることが多く、ナポレオン・ヒルの考え方は僕の感性にはよく響くようです。

概要

数多くの成功者のエピソードを元に成功哲学をまとめた1冊。

ナポレオン・ヒルの著作で最も有名な思考は現実化するでは、成功するためのノウハウを中心とした内容であるが、本書は「成功とは何か?」という点を繰り返し述べており、単なる成功へのノウハウ本とはなっていない。

成功とは莫大な富を手に入れることではなく、心の平穏を手に入れることだ、と繰り返し述べられており、本書で述べられるノウハウはすべて、心の平穏を手に入れるためのノウハウとなっている。

成功を志している人にとって、自分は何のために成功をしたいのか?自分が思い描く成功は本当に成功と呼べるものなのかどうか?を考えさせてくれる良書。

学んだこと

成功の定義

本書では一貫して、成功とは心の平穏を手に入れることだと主張している。

どんなに莫大な富を得たとしても、必要以上に富を持っていては今度は、富を失うことに恐怖することになってしまい、心の平穏が失われかねない。そのような状態は成功とは言えない。
(著者も、一定程度の富を持っていないと心の平穏は手に入らないので、富を稼ごうとすることそのものは否定していない)

「自分が人生で本当にやり遂げたいことは何か」という重要な問いを無視して、ただ単に富だけを追い求めることは真の成功にはつながらない。

富は後からついてくるもので、真の成功を目指すのであれば、自分が目指したいことを明確にし、それに向けて主体的に信念をもって行動することが必要だということ。

「成功=莫大な富」と結び付けがちですが、大切なのは自分が人生をかけて成し遂げたいことは何なのか?というビジョンを明確にすること。

自分で信じたことでしか人は動かせない

これは会社の上司にも読ませたい。

社会に出て仕事をしているととにかく「経済合理性」を求められがち。社内での決済だけならまだしも、時には「合理性」をお客様にも求めて、仕事をしなければならないこともある。

人間は合理性だけで動くわけではなく、感情で動くもの。多少、合理性の劣る行動だったとしても、熱意がある人や信頼のおける人に勧められた行動であれば、人は満足をしてしまうこともある。

何でもかんでも経済合理性で語ろうとする人は、そこに熱意が伴っていればよいがそうではないことも多くあるし、そういう人はあまり人の気持ちを考えて行動できないから、協力を得られず、結果として合理的な行動をとれなくなってしまうケースもあります。
(よくネットで、情弱・情弱騒いでる人もこの傾向強いよね・・・)

少し愚痴になりましたが、とにかく、自分が良いと信じているものでなければ人の心を動かすことができない、と言う点は意識して仕事をしていかないとだめだと感じましたね。

逆境は貴重なレッスン

自己啓発系の本では口酸っぱく言われる失敗はチャンスという言葉ですが、例にもれず本書でも繰り返し述べられています。

さすがに僕も最近自己啓発系の本を読みまくっているので、だいぶその考えが染みついてきました。これが多読の効果ですかね・・・

逆境は貴重なレッスンの場であり、そこから学べることはたくさんあるわけですが、心が平穏でないとその教訓を素直に受け取ることができません。

平穏でないと逆境時には、失敗という恐怖におびえてしまい学びを得ることができません。逆境を貴重な機会にするためには、日頃から主体的に行動し、心の平穏を保っておくことが重要です。