書評・感想

「タバタ式トレーニング」超効率的なトレーニング方法が学べる1冊 書評・感想012

マラソン本の1冊目は、田端 泉著の「究極の科学的肉体改造メソッド タバタ式トレーニング」です。

ぼくはマラソンが趣味でマラソンに関する書籍も色々と読むので、マラソン本も紹介していこうと思います。

何から取り上げるか悩んだのですが、ぼくの日々のトレーニング内容に多大な影響を与えたタバタ・プロトコルについて、紹介したいと思い、こちらの1冊にしました。

概要

マラソンに限らず、効率的なトレーニング手法として特に海外で人気があるタバタ・プロトコルに関する書籍。

著者はタバタ・プロトコルの創始者である田端先生です。

田端先生が書かれた論文を元に、正しいタバタ・プロトコルのやり方について説明されています。

タバタ・プロトコルについては、インターネットで調べると色々と情報が出てきますが、そのうちのいくつかは正しいやり方とは異なる内容も含まれているため、より効果的なトレーニングをしたい人は一読をおすすめします。

学んだこと

タバタ・プロトコルがなぜ効果的なのか

タバタ・プロトコルは、高負荷の運動を短時間行い、少し休憩、というセットを繰り返し行うものです。

これだけを聞くと、無酸素運動の要素が強いように思えますが、実は、有酸素運動としての効果も期待できるというスーパーなトレーニングです。

短時間で有酸素運動と無酸素運動の効果を両方得られる…なぜなの?と思いますが、この本ではまず、そこから説明がなされています。

そもそも、有酸素運動について、「ジョギング等の軽めの運動で、ある程度長い時間行わないと効果がない」ということが一般的に知られていますが、これが誤解だということです。

確かに有酸素運動の効果で期待される脂肪燃焼効果については、ある程度まとまった時間運動する必要がありますが、もう一つの効果である持久力向上についてはまとまった時間取り組まなくても効果があることが実験でわかっています。

タバタ・プロトコルでは、20秒運動・10秒休憩を6〜7セット行いますが、最終的に運動中の酸素摂取量は最大酸素摂取量にほぼ到達しており、しっかりと刺激を与えられていることが、実験で明らかになりました。

タバタ・プロトコルにまつわる誤解

インターネットでタバタ・プロトコルについて調べていると、「今日は1日3回タバタやった!!」のような情報に出会うことがあります。

タバタ・プロトコルはとても効果的なトレーニングなので、1日3回もやったらさぞかし良いトレーニングが出来ていると思いきや、そうではありません。

恐らく、1日に何回も出来るタバタ・プロトコルは、正しくトレーニングができていません。

なぜかというと、タバタ・プロトコルは疲労困憊になるまで体を追い込むことで、効果が得られるトレーニングです。

トレーニング後は、その場に倒れ込むくらい追い込む必要があります。それくらい負荷が高いトレーニングですから、1日に複数回取り組むことはかなり難しいです。

もちろん、自分の体力に合わせてどれくらい追い込むかは決めれば良いので、皆が皆倒れるくらい追い込む必要はありませんが、情報を仕入れるのであれば、誤解なく正しく実践している人から仕入れるべきでしょう。