書評・感想

「すぐやる!「行動力」を高める”科学的な”方法」行動力を高めたい人へ! 書評・感想010

ビジネス本の10冊目は、菅原洋平著の「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法」です。

記念すべき10冊目はこちらの本です。少し前に時間管理本を何冊か読んでいましたが、その中で行動力の重要さを痛感したこと、また、私がバイブルとしているナポレオン・ヒルの思考は現実化するを読んでいても行動力は重要だと感じることが多く、そこからこういった行動力に関する本を読み始めているところです。

概要

本のタイトルのとおりですが、重要なことにすぐ取り組むための「行動力」を高める方法を記載した本です。
「行動力」を高めるためには、正確による向き・不向きがあると考えがちですが、実は脳の仕組みを活用することで誰でも「行動力」を高めることができます。

某学習塾のCMで見られる「やる気スイッチ」のような「すぐやるスイッチ」をオンにするためのコツをわかりやすくまとめてくれています。

学んだこと

問題が起こらないようにするという発想

「行動力」が高い人は、何かやらなければいけない事態に追い込まれてから行動しているのではなく、何か問題が生じないように予防的発想を持って行動をしている、というのが本書の冒頭で述べられています。

問題が発生した後に、その問題を解決しようとすると、そこには行動をするために意志の力が必要になります。

本書では、そういった状態にならないようにするメソッドがいくつか紹介されていますが、根底にあるのは「問題が生じないようにする」という発想です。

状況が逼迫したり悪化したりする前であれば、行動を起こすための意志の力は小さくて済みます。
細かなテクニックを身に着けるよりも、この考え方を身に着けておくことだけでも、行動力を高められるのではないでしょうか。

フィードフォワード型の思考方法

フィードフォワード型の考え方とは、「目的を達成するためにどうあるべきかを予測して行動を決めるシステム」のことで、フィードバック型の考え方の逆です。

フィードバックは、「過去の行動から学んだことを、現在の行動に微修正しながら適用していくことで行動のレベルアップ」を図る手法で、習うより慣れろ的な考え方です。
これ自体否定されるものではありませんし、慣れにより能力が高まり、それによって行動力が高まるということもあるでしょう。

しかし、フィードバック型の思考だけでは、反復作業がある仕事には向いていても、そうでない仕事には対応できません。

フィードフォワード型の思考方法を身に着けることで、結果が読めない状況に陥ったとしても、その状況を打破しようと行動することができるようになります。

そのようなフィードフォワード型の思考を身に着けるためには、作業の区切りを入れる際に、次の作業に少し着手をしてから区切りを入れるということです。

少し先の作業を頭にイメージさせておくことで、脳に次の作業をイメージさせておくことができます。そのことで、脳に先行きに対して予測を立てさせることができ、フォードフォワード型の思考方法を身に着けることができます。

すぐやる人の行動を言葉にする

自己啓発本を読んでいると、「周りの人の影響」の大きさはいたるところで述べられています。
自分が身に着けたい習慣を持っている人、自分が目指している目標を既に達成している人たちに囲まれることで、自分もその姿に近づくことができます。

本書ではそういった取り組みの一つとして、「すぐやる人の動きを言葉にする」ことを勧めています。
一流の人を真似する、というのは成長のために有効な手段ですが、真似を効果的にするために、真似る相手のことを言語化することで、相手の行動がイメージすることができ、自分も同じような行動がとれるようになっていきます。