書評・感想

「悪魔を出し抜け!」悪魔の口から語られる成功しない人の傾向がわかる1冊 書評・感想009

ビジネス本の9冊目は、ナポレオン・ヒル著の「悪魔を出し抜け! (文庫)」です。

以前記事にした私のバイブル本である「思考は現実化する」を書いたナポレオン・ヒルの著書(生前ナポレオン・ヒルが記すものの内容に対する反響を危惧し、これまで出版されてこなかった)です。

ナポレオン・ヒルの目標達成メソッドを理解するために、ナポレオン・ヒルシリーズとして、多読を進めており、その2冊目です。

概要

「悪魔との対話」という形式を用いて、ナポレオン・ヒルの目標達成メソッドを深堀りする本。

内容自体は「思考は現実化する」と重複するが、うまく目標が達成できない人の悪しき習慣に焦点を当てている。

目標達成から遠ざかってしまう考え方や習慣から始まり、その悪循環から抜け出すための考え方を説明している。

ちなみに教育制度や宗教の批判めいたことが記載されていることから、出版してよいかどうか危惧されたいた模様。

この本をおすすめしたい人・おすすめできない人

「思考は現実化する」の内容が根底にあるため、そちらを一度読んだことがある人に特におすすめ。
違う角度から、目標達成のメソッドを考えることができるため、理解が深まる。

もちろん「思考は現実化する」を読んだことが無い人でも、達成したい目標がある・成功したい人にとっては、役に立つ内容です。

悪魔との対話という少々奇抜な体裁をとっているので、何ページか読んでみて合わないと感じた人は無理に読む必要もないかもしれません。

学んだこと

「流される」ことの怖さ

目標達成を妨げ、人を失敗に導く諸悪の根源は、「流される」ことです。

流される人は、周りから受けている悪影響があってもそれには全く抵抗せず、むしろその状況を受け入れてしまいます。

また、自分で考えることをせずに、周りに判断を委ねてしまうこともしばしば。

このような状態では、目標を達成することは難しい。

目標を達成するためには、失敗も多く経験することになるが、流される人は失敗に恐怖を感じるため、失敗をしないように逃げたり、失敗から学ぼうとしない。

成功するためには、失敗を恐れずにチャレンジし、失敗してもそこから学ぶ姿勢が重要。

どうすれば流されないのか

本の中では、流されない人間になるための習慣が、10個述べられています。

その中で特に気になったものを引用します。

自分が人生に望むものを明確にすること。そして、それを実現するための計画をたて、必要とあれば、永遠の敗北以外はどんな犠牲も喜んで払うこと。

短期的・中期的な目標を持っている人は多くいると思いますが、人生で望むような大きな目標を明確に持っている人はそれほどいないのではないでしょうか。

凄く難しいですよね。私も今は、明確に述べることはできません。

ただ、明確な目標があれば、日頃の行動や判断はその目標に向かったものになるはずで、流されにくくなるだろう、ということはわかります。

自分の限界はつくらない

限界は自分の意識が決めるもの、というのが何度か述べられていますが、これは私が普段意識していることであり、著名な人が同じようなことを言っていると、非常に勇気づけられます。

何かを成し遂げようと思うと失敗は何度も訪れます。失敗を失敗で終わらせてしまうと、そこが自分の限界になります。

失敗をしても何かを学び取り、そこから前に進むことを心がけていれば、失敗は限界になりません。

もちろん、物理的な限界や経済的な限界は存在するのでしょうが、少なくとも精神的な限界は自分が決めてしまうものです。